「ウザいんだよっ!」 ―…ドンッ! 結衣はあたしの腹を蹴った。 その弾みで身体は階段に落ちた。 もうダメだ…落ちる。 あたしは目をギュッと閉じた。 …あれ?痛くない。 落ちてる感覚あるのに。 あたしはゆっくり目を開けた。