あたしたちは充の家に向かった。 充の隣は安心する。 居心地が良かった。 □■□■□■□■□■□ ―…充の家。 充はお茶を出してくれた。 「嫌かも知れないけど話して?」 『……先輩に呼び出されて……告白なら彼氏いるから断ろうって……思って行ったの……』 自然に涙が溢れた。 悲しさ……。 悔しさ……。 裏切り……。 全部あたしが……作り上げた……。 充は頭を優しく撫でてくれた。 どうして優しくするの……? 余計……涙が止まらないじゃない……。