頭をかきながら誤魔化すように言った。 「…授業面倒いからサボった」 『…あっそ』 両手で顔を隠しながら言った。 「なんで泣いて…」 早く……。 消えて―……。 『なんだっていいでしょ!?』 あたしは顔から覆っていた両手を外し充くんを睨んだ。 すると充くんは手が伸びかかった。 ゾクッとした。 襲われた記憶があたしを襲った。