悔しい……。 ……誰か助けて! あたしは目をギュッとした。 誰か…! ー…ドカッ。 あたしはゆっくり目を開けた。 「正義の味方登場♪」 「愛生チャン。大丈夫?」 なんで……なんでいるの…? 『ようたぁ…みつる…くん』 身体の力が一気に抜けその場に座り込んだ。 そして、あたしの目からは涙が流れた。 「……また泣かしちまった」