『いったぁ…』 見上げると男の人があたしに手を差し伸べてくれた。 綺麗な顔立ち……。 これが世にいうイケメン……。 「ごめん!君、大丈夫?」 『ありがとうございます。あの、すいません……あたしちゃんと前見てなくて……』 あたしのバカ…。 涙が溢れて流れた。 「えっ!?大丈夫?どっかケガした?」 なんでこの人こんな優しいんだろう……。 『いえ……大丈夫です。』