「愛生、陽太くんありがとう。司会を引き受けてくれて」 あたしは梨花に抱きついた。 『梨花すごく綺麗だよ』 「いきなりどうしたの?」 梨花はあたしの背中をポンポンと叩いた。 『なんか寂しくなってさ。なんかお父さん気分?』 「ふふふ。なにそれ」 「愛生そろそろ時間だよ」 『じゃあスピーチ楽しみにしててね!』 陽太のところに駆け寄った。 その直前に滑った。 『わっ!』