言い忘れたけど昴くんと歩夢は幼なじみ。 家がお向かいなんだって。 歩夢の周りはすごい人だらけ。 そして昴くんにコクられたことは歩夢は知ってる。 『そーいえば歩夢は昔から昴くんと一緒にいて好きにならないの?』 「いつか聞かれると思ってたけどこんなに早く聞かれると思わなかった」 それからしばらく沈黙が続いた。 先に口を開いたのは歩夢だった。 「ちょうど休憩時間になったし喫茶店で話さない?」 『ん?……うん』 あたしたちは行けつけのカフェに向かった。