適当にアイスを入れ、お菓子も入れて会計を済ませ、売店をあとにして病室に向かった。 ―……コンコン。 「はい」 『陽太チャーン!アイス買ってきてたぞー』 「おーサンキュー♪」 『投げるぞ?』 「は?」 『いくぞ』 「ま、待て!」 俺はアイスを持ち投げるフリをした。 陽太はもちろんキャッチしようと手と頭が動いた。 『ぷっ!』 その動きが面白くてつい笑ってしまった。 「ふざけんな!投げるなら投げるで早くよこせよ」