「そんなもの嘘に決まってるじゃない」 「卑怯者!」 マリンはユキ姫をキッと睨んだ。 「言ったはずよ。どんな手を使っても……奪ってみせるって」 そしてユキ姫は言った。 「これが…貴女の最後よ」 『危ないっ!』 ―…ドン! ―…グサッ! マリンは後ろを振り向き、見開いた。 「ムーン様っ!?」 そこにはムーンが倒れていた。