「うふふ。ありがとうございます」 『お前…狙われてるんじゃないか?』 案外ムーンは鋭かった。 「なぜですか?」 マリンは首を傾げた。 『なんとなく…』 ムーンは目を逸らした。 「そんなことないですよ。それにもしそうだとしても自分の身は自分で守りますから」 マリンはまた笑った。 『いや…お前は俺が守ってやる』 「ムーン様…」