そっか。 良かった。 身体は無事なんだ…。 あたしは気が緩んでペタンと床に座り泣き崩れた。 「本当にごめん」 『ごめんは梨花に言え』 「うん。秋本くん思い切り殴って」 「俺は女を殴る趣味はない」 充くんはあっさり断った。 あたしはあることに気づいた。 『結衣。その必要はない。梨花に真実を話せば確実殴られる』