みんな最初はすぐおさまるだろうと思って部活をつづけた。


けど、揺れは長くて激しい揺れだった。


もう二度と起きてほしくない。

思い出したくない。



けど、忘れてはいけない出来事だった。


それから、部活は遠分休み水、ガス、電気もつかない。

ケータイも繋がらない。

親戚や知人の安否確認ができず焦る日々。


そんな毎日がつづいた。

あたしは兄弟とすぐに東京に避難した。

東京に避難した。。。けど、お母さんは仕事があったから残った。

お母さんはいつも仕事の合間や終わった後などに電話をくれた。


けど、それはあたしにとってはいい電話じゃなかった。。。


電話の内容は「もうこっちは住めなくなるかもしれない引っ越すならどこがいい?」
と言う話が毎日きた。

もちろん、他の明るい話もした。

けど。。。


あたしは幼なじみと離れたくなかったと言う理由が一番あった。

幼なじみと遠く離れるのなら会えくなるのなら。。。


……記憶を無くしたい……


と思った。


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けど、新学期が始まるからと帰って来た。


けど、幼なじみもこっちはいつどうなるか分からないから引っ越すかもと言われ。
うちらも多分此処にずっとは居ないと言われ。


新学期。戻って来ても残酷な現実を突きつけられる。


いゃ。でもなかにはもっとすごく被災してしまって。


家族や知人 親戚が亡くなってしまった人達もいるから


これくらいで残酷なんていったらバチがあたるだろう。

でも、幼なじみがすべてのようなあたしには辛過ぎた。。。


受け入れたくなかった。
すべてが…嘘だと思いたかった。

そんなあたしは毎日のようにお母さんの罵声を浴びた。

「いい加減現実見なさい。」

と言う言葉に窮屈さを感じた。

その頃学校では新学期2年に進級したあたしはクラス替えで2ー3組になった。
あまり良く知らない人ばかりで戸惑いが隠せなかった。