歩き続けてやっと見えてきた水族館の文字。
「水族館連れてってくれるの?」
「デート出来るような場所ってここぐらいかなって」
「水族館とか何年ぶりだろ~!すごい楽しみ!」
「ならよかった」
券を買う時は、もちろん俺が彩葉の分も出した。
彼女の前ではかっこつけたいじゃん。
水族館は小さい水族館と奏真が言うだけあって狭いけど、魚の種類はかなり多く感じる。
「郁理見て~!あの魚ちょーキレイ!」
「食ったらうまそうだな」
「食べたらダメだってば!」
頬を膨らまして可愛く怒る。
手を繋いで初めてカップルらしいデートをする。

