「先生…私は先生が大好きでした」


「でした。って過去形?」


「はい…」


私が言うと、先生はとても冷静で…手を離した。


「ありがとう」


先生は少し柔らかく笑った。


あの頃の先生だ…


変わらない笑顔だ…