夏の学校行事といえば、体育祭だ。 雅の学校でも、その準備は着々と進んでいた。 がやがやと、教室内は騒がしい。 ……すると。 「桜川、あんたリレーと障害物競争出て」 「……え?」 スタスタと雅の机の前に歩み寄ってきた杏奈が、そう言ってきたのだ。 いきなり来られて、また何か酷い事を言われると思ってたから、雅は驚いていた。 「うん、分かった……」 「言っとくけど、リレーは軍対抗戦だから」 一瞬、雅には時が止まったように感じた。