「それが、土方さんの志なんですね」 そう言いながら、雅も買ってきたひまわりを隣に並べる。 (いつかは、土方さんを照らせる相応しい女の人になりたい──なんて) (今は難しい。でも、せめて…) 「……応援してます。土方さんなら、なれますよ」 「そうか」 「はい。いつか見てみたいです。土方さんが、刀を構えている所」 竹とひまわりが、雅には、輝いて見えた。