── ─── ──── 「う……」 目を覚ますと、辺りは真っ暗だった。 少しの間ぼんやりとし、ハッとして立ち上がろうとする。 しかしその動きは、誰かに止められた。 「……おい」 まだ寝とけとでも言うように、肩を押され、再び横にされる。 目を凝らすと……土方がいた。 思わず目を丸くする。 「ったく、お前は……。俺がせっかく……」