手には……鉄砲。 ──新政府軍だ。 撃たれるかと身構えたが、その男が斎藤に銃口を向ける事はなかった。 次の瞬間、その男は、とんでもない事を口にしたのだ。 「ここに、新選組局長の近藤勇がいるな?」 バレないように動いていたのに……。 新選組が身を潜めている場所を、新政府軍に突き止められてしまった。 ぐるっと建物を取り囲んだ、新政府軍。 ……新選組は、最悪の事態に陥った。