── ─── ──── 江戸に到着し、それから更に数日。 一つの戦が、終わった。 そして……。 「──戦線から外れろ」 「え……?」 土方の言葉に、沖田は布団の中で目を丸くした。 「どういう事ですか」 「良順先生がお前の面倒を見てくれる。その人の世話になれ」 土方はそう言い、立ち上がる。 しかし……。 「私が足でまといだって言うんですか⁉労咳なんてちっとも辛くありません!絶対嫌です!」