桜廻る





雅は驚いて目を丸くした。


と同時に、じわじわと歓喜に包まれる。





「副長って一途なんだな」


「俺も一途だけどな。おまさちゃんに」





原田はそう言いながら、またにっと笑う。


その隣で、仕方なさそうにため息をつく永倉。





「て事で、これから宜しくなー!嬢ちゃん!」


「あ、はい!」





原田たちが、軽く手を振りながら去っていく。


雅もその後ろ姿を見送り……目的地である、土方の元へ向かった。