桜廻る





「土方さんと、同志なんですか?」





思わずそう聞くと、永倉は頷いた。





「試衛館の時からの仲だ。まぁ、今まで色々あったけどな、新選組全員で武士になれて。
……な?左之助」


「あぁ。……まぁ俺らは嫌われ者だけどよ、こんな俺らでも武士になれたんだ」





原田はそう言いながら、にっと笑った。


……しかし、永倉はどこか悲しそうな表情をする。





「いなくなっちまった奴もいるけどな」





孤独に耐えて耐えて……しかし、最期まで新選組を信頼した隊士。


同志と同志に挟まれ、それでも最期まで自分の志を貫き通した隊士。






共通しているのは、皆で同じ誠の旗の下で、同じ志を追い掛けていた事──。