桜廻る




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「……ん?もしかして……」



船を歩いていると、二人の男に雅は話しかけられた。


一人は背が高く、もう一人はがっしりとした体つきをしている。





「あ、あの……?」





興味津々に見つめられ、雅は首を傾げた。


男達は数秒の後、納得したように表情を明るくする。





「やっぱり!副長と恋仲の女だろ?あんた」


「……⁉」





その言葉に、雅は一気に赤面する。


“副長と恋仲”


もう、こんなに広まっているのだろうか。