桜廻る





「こいつは、俺の小姓だ。怪我人の手当てやその他の手伝いなどをしてくれる」


「あ、そうなんですか?でも、女性だから驚いてしまって」





榎本は柔和な笑みを見せ、雅に軽く会釈した。


雅もそれに返す。





「桜川雅です。よろしくお願いします」


「はい、こちらこそよろしく」





そうして、大きな船に乗り込み、海を渡り始めた。