「愛してるよ、コートニー」 オーランドはそっと、コートニーの唇に、自分の唇を寄せる。 お願いだよ、わがままなお姫様。 もしキミを守り切れなかった僕を……もう一つの誓いを守れなかった僕を許してくれるというのなら、目を開けてください……。 まぶたを閉じながら、祈った。 触れた唇は、ほんのりと優しいあたたかみがした。