「……解った。」 神妙な顔で頷くキュティを見て、セティは ほっと胸を撫で下ろした。 恐らく、キュティの村を襲ったのは、彼等なのだろう。 キュティの村を見れば、その仮定は確信へと変わる。 さっきの夢を見て。 嘘を つくのは止めようと決めた。 大切な人も、自分も。 騙して生きて行くのは もう止めようと、セティは思った。