私はバイトに向かっていた。 はぁー‥ ため息しかでない。 こんなに憂鬱なんて‥ でもバイトとかまだ一回もでてないのに辞めます、とも言えないし‥ 行きの電車はだいぶ空いている。 夕方の光が差し込んできてなんだか眩しい。 夏の、海の家でみたきれいな夕陽を思い出す。 あの頃はまだ五十嵐とも付き合ってなかったのかぁ‥ でも、あの時の気持ちが1番まっすぐだったなぁ‥ 夏に戻りたいな。 考えているうちに 電車が駅についた。