それから俺と真理奈はすこしギクシャクしつつも、練習は無事終わった。
「ふー、いい汗かいた~!」
満足そうに額に垂れた汗を拭う柚希。
確かに、まさかこんな汗かくとは思わなかった。
みんな軽く息が切れてる。
…一人だけまったく動かず、ケロッとしてる人がいるけど…。
「あっ、もう五時半ね。
そろそろ下校時刻だわ…」
「そうですね。
じゃあ帰りましょうか!」
バレーボールを片付けて、帰る準備を始める。
「みんな、明日も放課後バレーするわよ!」
『……』
なんだ、最初俺に任せたくせに、結局楽しんでんじゃん。
「何だかすいません、私のためなんかに…」
「いいのよ、実際楽しいんだから」
「綾音さん…」
「それに、こうして一緒にバレーしてる方がもっと仲良くなれますよね!」
「風花ちゃん…。
ありがとうございます」
ペコリと頭を下げる真理奈に、綾音さんは頭をナデナデし、風花は抱きついていた。
んー、球技大会が終わるまではずっと放課後バレーかな…。
筋肉通になりそうだ…。



