さて、結局部活メンバー全員そろったわけですが…。
「じゃ、早速練習する!?」
…さっきまですねて泣いて、飛び出して行ったくせに、もう開き治ってやがる。
しかも一番元気がいい。
…まぁ、それも柚希の良さなのだろう。
「じゃ、ランダムにパスしてってね!
いくよ~、それ!」
輪になって、柚希が打ったボールが宙に飛んでいく。
「はいは~い!」
そのボールを風花が受け止めて、またボールは飛んでいく。
あっ、これ次は俺じゃないか?
ボールを目で追って、構える。
「よっと」
上手くトスを上げられた。
よし、この調子で繋げて…。
そう思ってる時、ボールは大地くんの方に飛んでいっていた。
「大地くん!」
「…え?」
トーン…コロコロ。
大地くんがゲーム画面から顔を上げると同時に、ボールは大地くんの目の前で落ちて、転がってった。
「あ、すいません。
今いーところだったんで…」
「……」
早い。
早いよ、大地くん…。
ラリー終わるの早すぎるよ…。



