その日の講義は全部受けた。

最後の講義が終わると、
すぐに学校を出た。
もうこんな所来るもんか!


私はトボトボと帰り道を歩いた。
これから、どうなるんだろう?
不意に不安と虚しさが襲って来た。

どうして?
どうして、
こんな目に遭わなきゃならないの?
心が弱ってく。

泣きたい気分になったけれど、
必死に涙を堪えた。

一瞬、足元が涙で歪んだ。
ダメ、泣いたらダメ!
リカルドがいるじゃないか。
何事もなかったように、
「ただいま」って言うんだ。

私はこぼれそうな涙を拭った。
冷たい秋風が涙を連れ去った。