翌日、
私がいつも通り学校に行くと、
何だかいつもより騒がしかった。
異様な空気。
こちらをチラチラ見る視線を感じた。


「来た来た」

沙希、綾、由紀グループが
向こうの方からやって来た。


「よく堂々と来れるよねー?
非国民のくせに!」

沙希が嫌味ったらしく言う。
ふんっ、下らない。

『私にだって、
勉強する権利はある』

「あんたみたいな奴はみーんな、
権利、権利ってほざくのよね。
本っ当、うざったいんだから」

『あんたみたいな奴はみんな、
「国のため」とか「愛国心」とか
ほざくのよねー。

アンタたちが言うのは、
ただのエゴなのにさ。
英雄気取りは止めてくんない?
本っ当、目障りなんだから』

私は彼女の口調を真似して
言い返してやった。