帰りに図書館前の小道に置いてある、
陰になっていて人目にはつきにくい
ベンチにリカルドが座っているのが
見えた。
彼は長身で座高も高く、
顔もどちらかと言えば濃いから、
横顔でもどうしても分かってしまう。
私は自転車を降りて、
彼のところまで引いて行った。
『リカルド?
どうしてこんな時間に、
こんな所にいるの?』
彼は疲れ切った顔で、
ロダンの考える人を連想させた。
「…追い出されちまったんだ。
もう、この店には置いておけないって」
サーっと血の気が引いていく。
[野蛮人は出て行け!]の紙きれを
見た時から、こういう日が来るかも
しれないと思っていた。
あっと言う間だった。
陰になっていて人目にはつきにくい
ベンチにリカルドが座っているのが
見えた。
彼は長身で座高も高く、
顔もどちらかと言えば濃いから、
横顔でもどうしても分かってしまう。
私は自転車を降りて、
彼のところまで引いて行った。
『リカルド?
どうしてこんな時間に、
こんな所にいるの?』
彼は疲れ切った顔で、
ロダンの考える人を連想させた。
「…追い出されちまったんだ。
もう、この店には置いておけないって」
サーっと血の気が引いていく。
[野蛮人は出て行け!]の紙きれを
見た時から、こういう日が来るかも
しれないと思っていた。
あっと言う間だった。



