バランスを崩して倒れこむ。
すぐに大好きな香りに包まれた。
「なん、、、で、、、、隆、、、、、太、、、、、、」
「ハァ―、、、ハァ、、、、電車の、、、、、アナウンス聞こえたから、、、―、、、、、ハァ、、、、。」
走って来たのか息切れしている隆太。
「ハァ―、、、ハァ、、、、」
隆太は私の顔をじっと見た。
「里歩、、、、誕生日おめでとう。」
「え、、、、、、、」
こらえていた涙が溢れる。
「最近かまってあげられなくてごめん。どうしてもこれあげたくて、、、、」
隆太がそう言ってカバンから取り出したのは小さな箱だった。

