「今日はもう帰るから。これ以上あんたといたくないし…。明日。猶予をあげる。明日までに何とかしなさい。泥棒猫の美玲ちゃん。」 最後にそう言って 倉庫から離れていった。 ムカつく。 なんで私はこんなに 弱いの!? あんなやつに… あんなやつのいいなりに… 「美玲さん……。」 後ろから 誰かに声をかけられた。 「和樹!!」 もしかして…… 「今の話聞いてた………?」