携帯小説~誰かのための予言~

「なんだ、おまえたちまだ残っていたのか?」


矢沢先生のかわりに来た先生。

えっと、名前なんだったっけ?



「香坂先生、それより矢沢先生の具合はどうなんですか?」

さすが、アサコ。

香坂先生って言うんだ。



「それだったら、心配要らないぞ。実はな、ガンの疑いで入院してたんだが、良性の腫瘍だったらしい」

「そうだったんですか…」

「みんなには内緒だぞ。悪性だったら命に関わる病気なんだからな」

「じゃあよかったですね」



ほっと胸をなでおろしていた。

矢沢先生は無事なんだ。



「ところで、香坂先生。矢沢先生て犬とか飼ってます?」

「犬?」

「ええ、聞いたことありませんか?」

「確か、奥さんがブリーダーをなさっていると聞いたことはあるけれど」