携帯小説~誰かのための予言~

「ある。あるよ、mayaの作品。ほら」

私は携帯の画面を二人に見せた。



mayaの作品は確かに存在している。

それなのに運営本部への登録はおこなわれていない。

そんなことってあるの?



「ちょっと待って。私の携帯で見てみる」

アサコが自分の携帯をバッグから取り出した。

mayaと作家名で検索をかける。



――。



「ない…。ないよ、mayaの作品」


三人で顔を見合わせる。

誰もが唇を震わせていた。



「ねえ、ワカナは? ワカナの携帯は?」