携帯小説~誰かのための予言~

しばらく考え込んでいたが、やがて顔を上げた。



「ねえ、ハナ。携帯小説ザクロの事務局に問い合わせしてみない? mayaさんのことを」

「え…?」

「きっと個人情報だからなかなか教えてくれないだろうけど、実際、その小説になぞらえるようにしてけが人もでているんだし。事実を真剣に伝えたら、何か情報を得られるかもしれないじゃない」



そうか、その手があった。

なんで気がつかなかったんだろう。




「ありがとう、アサコ!! そうだよ、もっと早くそうすればよかったんだ」



私は携帯小説ザクロの事務局に、『誰かのための予言』のこと、自分の周りで予言のとおりのことが起こっている、と、丁寧にメールで伝えた。

そしてmayaが何者なのか教えてほしいと。

もし教えられないのなら、自分たちの近くに住んでいるかそれだけでも構わないと。



「あとは返事が来るのを待つだけだね」


アサコがにっこり笑った。