携帯小説~誰かのための予言~

――ガラガラガッシャーン!!!


そう遠くないところで雷が落ちたらしい。


ワカナの体がびくっと震える。




そして、それと同時に部屋の灯りが消えた。


――停電…?




真っ暗な室内に携帯の灯りだけがほのかに照らされている。



 
「ちょっと待って! アサコがmayaってどういうこと?」




アサコは携帯の灯りを頼りにクローゼットから手探りでアロマポットを取り出した。

ポットにペットボトルのミネラルウォーターを注ぎ、アロマオイルを数滴たらす。

そしてキャンドルに火を灯した。



ラベンダーの香りが漂う。




「落ち着いて、ハナ。ラベンダーには鎮静効果があるから」



そう言うと、もといた椅子に再び腰を下ろした。