携帯小説~誰かのための予言~

「犯人探し?」

「そう。山木トモを自殺に追いやった犯人を…」

「ちょっと待って。でも、それがmayaの正体と何の関係があるの? 実際山木トモは死んだんでしょ。そしたら、霊になった山木トモがmayaになったって考えるのが自然じゃない?」



ワカナが興奮を抑えきれず、ついつい大きな声になる。




アサコは深くため息をついた。

がっくりと肩を落とし、視線が定まらない。

それでもなんとか頭を上げて、私とワカナに視線を合わせた。



「山木トモはmayaじゃない」

「どうして、そう言い切れるの?」



雨が降ってきた。

窓に打ち付ける雨の音が次第に強まってくる。

街路樹が風に煽られる音が不気味に響く。




稲光が光った。


遠くで雷鳴も聞こえる。






「だって…私がmayaだから」