携帯小説~誰かのための予言~

「なあんだ、mayaじゃないじゃん」

ワカナがほっと胸をなでおろしていた。



「違うの!」

アサコの顔はひきつったままだった。

アサコは机の引き出しからノートと鉛筆を取り出し、何か書き始める。



そして――。



そのノートを私たちの目の前に置いた。




『やまきとも』



私とワカナはその字の通り、「や・ま・き・と・も」と声に出して読む。



すると、アサコはこう言った。



「じゃあ右から読んでみて」



私たちは言われたとおり読んでいく。


「も・と・き・ま・や…?」

「もときまやって…」



「そう、元木マヤ」