携帯小説~誰かのための予言~

家にたどり着いたことで、アサコの気持ちも幾分落ち着いたかのように見えた。

途中で買ってきたハンバーガーで夕食をすませ、2階のアサコの部屋に上がった。



アサコの部屋は、なんというかアサコらしかった。

6畳ほどの広さのフローリングの部屋には、ベッド、机、本棚、クローゼットが並ぶ、

とにかくシンプルな部屋と表現すればいいだろうか。

アイドルのポスターは一つも貼ってないし、マンガ本もなかった。



「ハナとワカナはベッドに座って」

そう言ってアサコは勉強机の前にある椅子に腰掛けた。



「さっきの続きだけどさ…」


アサコはうつむいたまま話し始めた。


「実はね…3年前、うちの中学で転落事故があったの」