携帯小説~誰かのための予言~

アサコの両親は今日から一泊で旅行に出かけているらしい。

大学生の姉がいることはいるのだ、いつ帰ってくるか当てにならない。

ということは、今夜アサコは一人で過ごさないといけない。




アサコは取り乱していた。


「mayaとのやりとりはハナの携帯を通してしかできないでしょ。もしも、ハナたちと別れてから、ハナの携帯にmayaの予言が出てしまったら…。しかもそれが私に対する予言だったら…」



アサコの目は血走り、歯ががちがちと音を立てている。

全身も震え上がり、立っているのがやっという状態だ。



「アサコ…」



確かに、こんなとき一人家で過ごすなんて耐えられないだろう。



「わかった。親に聞いてみるよ」




幸い今日は金曜日。

明日は学校もないから、親も許してくれるだろう。

ワカナも一緒だって言えば、NOとは言わないはず。