学校の敷地内にある駐車場に車が止まると、私は坂井が開けてくれる前に飛び降りた。 ………冬哉と同じ空間なんて息が詰まる! 何されるか分からないし……! って、私なに考えてんの!? 「侑梨~!おはよう♪」 私が頭を抱えていると、誰かに声を掛けられた。