「では、リビングへどうぞ」 「お邪魔いたします」 侑梨のお母さんに言われ、俺達は靴を脱いで家に上がる。 「そんな他人行儀な態度止めてくださいよ~」 すると侑梨のお母さんがにこにこ笑いながらそう言った。 この笑顔と言葉………結婚させる気なんだな。 直感でそう思った。 ……でも…俺と侑梨を? ありえるのかよ? 「冬哉くんも来る?」