「あっ、ごめん!えっと……私はラーメンが食べたいな」 クレープ屋さんの反対側を指差して言う。 普段、家でラーメンを食べることって滅多にないからね! 無性に食べたくなった。 「ん、了解。心配だけど……おとなしく席に座っとけよ?」 そう言って冬哉はラーメン屋さんに向かった。 ………てか、何が心配なの? 勝手にどこかに行くような子どもじゃないし、 ましてや、高校生にもなって迷子なんてならないし…… 内心首をひねりながら冬哉の背中を見送っていた。 「───あっ!」