なんだか、無性に晴に会いたくなった。
多分、屋上だよね?
歓声が響く賑やかなグラウンドを背にして、校舎の中に入る。
そして階段を上ろうとしたその時、
「ねぇ、あなた…」
「へ?」
背後から、誰かに呼び止められて振り向いた。
その顔を見て、驚きで自分の目が見開いていくのが分かった。
心臓が嫌なほど跳ねる。
美月先輩──
「……やっぱり、あのお祭りの日、晴くんと一緒にいたのってあなたよね?」
「……」
どうしよう…バレてる?
でも晴には、祐樹先輩にも、美月先輩にも関わるなって言われてる。
でも、多分もう嘘は通用しない。
あたしがさっき、目を見開いて驚いてしまったから、美月先輩は、お祭りの日に晴と一緒にいたのはあたしだと確信したみたいな表情をしてる。
多分、屋上だよね?
歓声が響く賑やかなグラウンドを背にして、校舎の中に入る。
そして階段を上ろうとしたその時、
「ねぇ、あなた…」
「へ?」
背後から、誰かに呼び止められて振り向いた。
その顔を見て、驚きで自分の目が見開いていくのが分かった。
心臓が嫌なほど跳ねる。
美月先輩──
「……やっぱり、あのお祭りの日、晴くんと一緒にいたのってあなたよね?」
「……」
どうしよう…バレてる?
でも晴には、祐樹先輩にも、美月先輩にも関わるなって言われてる。
でも、多分もう嘘は通用しない。
あたしがさっき、目を見開いて驚いてしまったから、美月先輩は、お祭りの日に晴と一緒にいたのはあたしだと確信したみたいな表情をしてる。


