キョロキョロ周りを見渡すあたしを見て、塔子が意味ありげな視線を送ってくる。
「最近どうよ?ハルさんと」
「…どうって?普通だよ」
「『普通』って、毎朝一緒に屋上行って、放課後はほぼ毎日バイトで一緒。そして帰りは危ないからと送ってもらう。ってやつ?」
「う、うん。まぁ、そうだけど……」
「キャーなにそれ、いいなぁ、ラブラブじゃん!もう、付き合ってるでいいじゃん?」
「……付き合ってないよ。そんなんじゃないんだって」
思わず溜息を漏らしたあたしを、塔子がジッと見てる。
塔子には晴とのことを話してた。
キスしたとか、それ以上のことがあったとか、そういうのは言えなかったけど。
あたしの晴への思いは全部話してた。
晴の家庭事情のことは、あたしからは言ってないけど、どうやら、塔子はトウヤさんから聞いて知ってるみたいだった。
「最近どうよ?ハルさんと」
「…どうって?普通だよ」
「『普通』って、毎朝一緒に屋上行って、放課後はほぼ毎日バイトで一緒。そして帰りは危ないからと送ってもらう。ってやつ?」
「う、うん。まぁ、そうだけど……」
「キャーなにそれ、いいなぁ、ラブラブじゃん!もう、付き合ってるでいいじゃん?」
「……付き合ってないよ。そんなんじゃないんだって」
思わず溜息を漏らしたあたしを、塔子がジッと見てる。
塔子には晴とのことを話してた。
キスしたとか、それ以上のことがあったとか、そういうのは言えなかったけど。
あたしの晴への思いは全部話してた。
晴の家庭事情のことは、あたしからは言ってないけど、どうやら、塔子はトウヤさんから聞いて知ってるみたいだった。


