洗濯だけじゃない。

同居は結構心臓に悪い。



一緒に暮らす提案をした日はとにかく晴を守りたい一心だったからあんまり深く考えてなかったけど。

毎日あたしの寿命は確実に縮んでる。



朝の寝起きの晴を見て心臓が跳ね上がり、

お風呂上りの晴の濡れた髪を見て、心臓が爆発寸前、

晴が目の前でTシャツを着替え始めた時は、ついに心臓が破裂したかと思った。




こんな毎日、心臓がいくつあっても足りやしない。




でも、同居の後悔はもちろんしてない。

祐樹先輩から引き離すことが出来たんだもん。




でも、それだけじゃなくて、


“毎日晴が傍にいる”


あたしにとってこのことは、どんなに寿命が縮んだとしても、幸せで仕方ないことだった。