「やっぱ、脳内お花畑…」
そう言った後、今度は耳元に顔を近付けて周りには聞こえない程度の小声でつぶやく。
「本当は“桃佳ちゃん”なのにな…」
「!?」
あたし達の行動を見て、店中のお客さんが「キャー」とか、「萌える」とか悲鳴の様な歓声を上げる。
もちろんこの歓声もお決まりコース。
晴は店中の悲鳴なんて気にもしてない様に、あたしのアゴから指を離して、カウンターに戻っていった。
あたしは、少しの間、あ然呆然のまま。
これもお決まりのコース。
慣れない、本当に慣れない。
トウヤさんやリツキさんに近付かれるよりも、晴に近付かれる方が慣れない。
もう!……頬も耳も熱いよっ!
そう言った後、今度は耳元に顔を近付けて周りには聞こえない程度の小声でつぶやく。
「本当は“桃佳ちゃん”なのにな…」
「!?」
あたし達の行動を見て、店中のお客さんが「キャー」とか、「萌える」とか悲鳴の様な歓声を上げる。
もちろんこの歓声もお決まりコース。
晴は店中の悲鳴なんて気にもしてない様に、あたしのアゴから指を離して、カウンターに戻っていった。
あたしは、少しの間、あ然呆然のまま。
これもお決まりのコース。
慣れない、本当に慣れない。
トウヤさんやリツキさんに近付かれるよりも、晴に近付かれる方が慣れない。
もう!……頬も耳も熱いよっ!


