晴からパフェを奪い返し、スプーンですくって口に含むと、甘さと冷たさで顔が緩みまくる。
「おいしいっ!!」
「そ、良かったな」
パフェなんて食べるの久しぶり。
そう言えば、中学の頃は春と春ちゃんと3人でファミレス行ってよく食べた。
あの頃のあたしは春や春ちゃん以外の友達ができるなんて想像もしてなかったし、望んでもなかった。
晴みたいな友達に知り合うなんて想像もつかなかった。
パフェをもう一口含みながら、もう一度うなる。
「ん──っ!おいし!」
「はいはい」
返してくるのはそっけない言葉だけど、晴の顔は少し笑ってた。
そんな顔を見てると聞いてみたくなって、口を開く。
「さっき……何受け取ってたの?」
「は?受け取る?」
晴はアイスコーヒーのストローをくわえたまま上目であたしを見る。
その顔を見てドキッとしたのは、今、うざいことを聞いたかもしれないなという後悔から。
でも聞き始めた以上後には引けない。
「5番テーブルのお客さんから何かメモみたいなもの受け取ってたから、なにかな?と思って…」
「あぁ、これ?」
そう言いながら、晴はポケットから小さなメモを取り出した。
そしてそれをテーブルの上に置く。
そこには@付きのアルファベットの羅列。
心臓がドキンドキンと大きな音を響かせ始めた。
「メルアド?交換したの?」
恐る恐る聞いたあたしに、晴は静かに首を横に振った。
「いや、店員と客でそういうのここ禁止だから」
「そうなんだ?なら、どうして受け取ったの?」
「おいしいっ!!」
「そ、良かったな」
パフェなんて食べるの久しぶり。
そう言えば、中学の頃は春と春ちゃんと3人でファミレス行ってよく食べた。
あの頃のあたしは春や春ちゃん以外の友達ができるなんて想像もしてなかったし、望んでもなかった。
晴みたいな友達に知り合うなんて想像もつかなかった。
パフェをもう一口含みながら、もう一度うなる。
「ん──っ!おいし!」
「はいはい」
返してくるのはそっけない言葉だけど、晴の顔は少し笑ってた。
そんな顔を見てると聞いてみたくなって、口を開く。
「さっき……何受け取ってたの?」
「は?受け取る?」
晴はアイスコーヒーのストローをくわえたまま上目であたしを見る。
その顔を見てドキッとしたのは、今、うざいことを聞いたかもしれないなという後悔から。
でも聞き始めた以上後には引けない。
「5番テーブルのお客さんから何かメモみたいなもの受け取ってたから、なにかな?と思って…」
「あぁ、これ?」
そう言いながら、晴はポケットから小さなメモを取り出した。
そしてそれをテーブルの上に置く。
そこには@付きのアルファベットの羅列。
心臓がドキンドキンと大きな音を響かせ始めた。
「メルアド?交換したの?」
恐る恐る聞いたあたしに、晴は静かに首を横に振った。
「いや、店員と客でそういうのここ禁止だから」
「そうなんだ?なら、どうして受け取ったの?」


