コンコン。
力なく倒れこんでた、静かなこの部屋にノックする音が響く。
ビクッと体が反応して、顔だけ少し上げる。
「ど、どうぞ」
「入るぞ」
「…あ……」
扉を開けて入ってきたのは晴だった。
気まずい空気を感じる中、あたしは変な体勢のまま晴を目で追いかけてた。
無表情の晴がテーブル挟んで向かい側に立つ。
そして、手に持ってたトレーをテーブルの上に置いた。
「…食ったら?」
そう言って差し出されたのは小さなグラスに綺麗に盛り付けられたミニパフェ。
アイスクリームの上に生クリーム、チョコソース、そしてチョコチップクッキーが飾ってある。
メニューには載ってないパフェ。
「え…食べていいの?」
「あぁ」
「デキソコナイが食べていいの?!」
「…あぁ、デキソコナイが食ってもいいらしい」
「……」
さっきは言いすぎた。とか言ってもらえるのを期待したのに、バカだった。
むぅっと口を尖らせていると、晴もイスに座ってアイスコーヒーにストローをさして飲み始めた。
平日のバイト時間は4時間だから、休憩はないって聞いてたけど…。
「晴も休憩?」
「いや…店長に『お前も休憩してきていいから、様子見て来い』って言われた」
心配かけてしまった…。
「このパフェ、店長が作ってくれたの?」
「いや、店長『忙しいから』って言って俺に作らせやがった…」
「えっ!?晴が作ってくれた?……こんなに可愛いパフェを?晴が?!」
力なく倒れこんでた、静かなこの部屋にノックする音が響く。
ビクッと体が反応して、顔だけ少し上げる。
「ど、どうぞ」
「入るぞ」
「…あ……」
扉を開けて入ってきたのは晴だった。
気まずい空気を感じる中、あたしは変な体勢のまま晴を目で追いかけてた。
無表情の晴がテーブル挟んで向かい側に立つ。
そして、手に持ってたトレーをテーブルの上に置いた。
「…食ったら?」
そう言って差し出されたのは小さなグラスに綺麗に盛り付けられたミニパフェ。
アイスクリームの上に生クリーム、チョコソース、そしてチョコチップクッキーが飾ってある。
メニューには載ってないパフェ。
「え…食べていいの?」
「あぁ」
「デキソコナイが食べていいの?!」
「…あぁ、デキソコナイが食ってもいいらしい」
「……」
さっきは言いすぎた。とか言ってもらえるのを期待したのに、バカだった。
むぅっと口を尖らせていると、晴もイスに座ってアイスコーヒーにストローをさして飲み始めた。
平日のバイト時間は4時間だから、休憩はないって聞いてたけど…。
「晴も休憩?」
「いや…店長に『お前も休憩してきていいから、様子見て来い』って言われた」
心配かけてしまった…。
「このパフェ、店長が作ってくれたの?」
「いや、店長『忙しいから』って言って俺に作らせやがった…」
「えっ!?晴が作ってくれた?……こんなに可愛いパフェを?晴が?!」


